「ミクロの決死圏」が実現化しつつある
ミクロの決死圏は1966年に公開されたSF映画。脳内出血を起こした要人の命を救うべく、医療チームを乗せた潜航艇が小さくなり、要人の体内に入り込むと言うストーリーだ。
映画の最後に字幕で記されている通り、将来の医療・科学の進歩を予想して当時研究されていた技術やアイデアを作品内に取り入れている。例えばレーザーによる縫合など、映画に登場したものとは方向性が大きく違うにせよ、後年に実現、発展した例も見受けられる。
内視鏡の進化が著しい。薬の様に飲むだけで、苦痛も無く、体内の器官の様子をくまなく撮影出来るカプセル内視鏡が実現した。患者にも医療現場にも大きなインパクトをもたらすだろう。
この夢の機器は、外径11mm、長さ26mmのカプセルで、筐体(透過部)、レンズホルダー、レンズ、LED、CMOSセンサ、ボタン電池、ASIC(無線送信部)、アンテナ、と言った電子部品が組み込まれている。まさに最先端の電子技術が医療現場に革新をもたらしている事象事例と言えるだろう。
カプセル内視鏡の開発現場では将来を見据えた取り組みが活発になっている。実は、今実現しているカプセル内視鏡の姿は決して「未来型」ではない。勿論、現在でも既に医療の大革新をもたらしているが、その開発は緒に就いたばかりであって、もっともっと進化する可能性を秘めている。それは、体内を移動しながら診察や治療を行う「マイクロ体内ロボット」だ。
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